慶應女子大生のブログ

女子大生のブログ

慶應大学に通う女子、結婚・就職などの人生のもやもやについて書きます。

セブ島で会ったネパール人

私は、セブ島で現地の友達をたくさん作りたかったのでTinderを良く使っていた。

その中で印象に残っているのが、医学学校に通うネパール人である。私は、その時「彼氏はいらない。」という事を言うのを忘れてしまい、向こうはデートをする気満々だったっぽい。

まあ、私も生活に余裕がでてきたところだったので、良いかな、と思い、一緒にご飯を食べに行くことにした。

ネパール人「おいしい日本食レストランがあるんだ。そこに行こう。」

と言って連れてきてくれたのは、中華料理レストランだった。彼は看板に漢字があれば全て日本食レストランだと思っていたらしい。

やはり、所詮外国人の考える日本ってこんなものかなと思った。でも、今までの外国人は、日本料理と中華料理はさすがに区別できる人だったので、少し驚いた。

ご飯を食べた後は、コーヒーを飲むことにした。

そこで彼は電卓を取り出したのである。

「自分が医者になったらどれくらい稼げるか」のシュミレーションを親切にも電卓を使って説明してくれた。

彼の言う通りになるとだいたい月100万円くらい稼げるとのこと。

「お金で釣ろうとしているのかな。悲しいな。」とも思ったが、お金の話をしている時だけ彼の目がキラキラしていたので、本当にお金が好きなのであろう。

それから、会うたびにチョコレートを渡してくれるようになった。

ネパールでは、好きな人にチョコレートを渡すのがふつうであるそう。しかし、フィリピンはとても暑い国なので、バッグに入れておくと全て溶けてしまう。でも毎回高めのチョコレートをくれるので、まあ良しとしていた。

私は、なかなか彼のことが好きになれず、友達でいたかったのだが、彼の方だけ気持ちが高ぶってしまい、しまいには、

やり取りしているチャットアプリの

私の名前をジュリエット、そしてネパール人の名前をロミオ

に変えていた。本当にびっくりしたし、これ以上彼の時間を無駄にするのは申し訳なかったので、そっと連絡を取るのをやめた。

彼は今頃無事に卒業して、ネパールでお医者さんでもやっているのだろうか。

セブ島には世界各国から、色んな人が勉強に来ているので、留学中の人は学校内の日本人だけでなく、外の人とも知り合って欲しい。