慶應女子大生のブログ

女子大生のブログ

慶應大学に通う女子、結婚・就職などの人生のもやもやについて書きます。

偽装結婚は許せるのか。

最近、カレピッピと話してる時に衝撃の事実を知った。

カレピッピは、アメリカに行くことを考えているのであるが、その手段として「偽装結婚」を考えていた。
それをサラッと言ってきたのである。
 
偽装結婚というのは、国に入国しずらい人が、その国の人に頼んで結婚をし、パスポートないしは国籍を取得してその国で暮らすのである。
 
日本で偽装結婚をする人はいないと思うが、被害者になることは多くあると思うだろう。
アメリカはそういうのをビジネスにしている人もいると聞いたが、日本はどちらかというと、女性が謎の国の人に求愛され、籍を入れた直後に音信不通。自分は騙されていたんだと気づくというものである。
 
先進国に簡単に入国できないカレピッピが考えたのが偽装結婚という方法であった。
 
勿論、そのような手段をとる人はカレピッピの周りにたくさんいるだろう、また、私もそのようなケースをたくさん知っているし、ある意味「普通」であることも知っている。
 
しかし、自分のカレピッピが私の知らない雇われ人と、例え、書類上だけだとしても結婚をされるのは嫌である。理解はできるが、嫌なのである。
 
それに、入国後にすぐに結婚を解消することは不可能なので、数年間書類上での結婚生活が続くであろう。
それは、さすがに私も理解はできないし、嫌である。
 
でも、カレピッピはアメリカに行き、自分の生活を立て直したいと考えていた。
それはカレピッピのためでもあるし、私と一緒になるためでもあった。
なぜなら、いつもカレピッピは私に「(私)にアフリカで生活するのなんて不可能だ。環境が違いすぎる。」
 
でも、私は何をするにも然るべき方法を取ってほしいのである。
恐らく、政府の制度もめちゃくちゃな向こうは、「然るべき方法」など存在しないかもしれない。
そういう概念すら存在しないのかもしれない。
 
でも、もし偽装結婚がばれたら、強制送還されてしまうし、
嘘に嘘をかさねていけば、絶対にいつか大きなトラブルに巻き込まれるのは目に見えている。
 
どうしても理解できなかった私は、カレピッピとたくさん話し合った。
カレピッピは「みんながやっている、普通のこと」という見解。
私は「知っているけど、理解できるけど、私のカレピッピが偽装結婚するのは嫌。」
 
偽装結婚をするのなら、私はさすがに一緒になれない。と伝え、もうこれで終わりだ。
と思ったが。
 
「僕の計画よりも(私)が大事なんだ、だから偽装結婚なんてしない。自分の国に戻る。将来はアフリカに来てくれるか。」
私は、カレピッピの将来の計画を私のためだけに変えたくはない。それに将来アフリカに行けるかはまだ分からない。
 
これで、カレピッピのアメリカ行きを私が阻止して、結局「アフリカはいけない。」となったら、
カレピッピの人生を大きく狂わせてしまうことになる。
 
カレピッピが私のことをそこまで思ってくれるのは嬉しいが、さすがにその選択は今の私には大きすぎる。
今のところ、「私はアフリカに行ったことがないからわからない。」と言ってある。手遅れになる前に、もうカレピッピとはここらへんでお別れするべきだろうか。
でも、お別れは寂しい。
 
カレピッピが帰国するころが、私の春休みに被るし、個人的にかなり興味があるのでソマリアに行ってみようか、と聞いてみたところ。
「僕がいるかぎり、安全だよ。自宅の警備を数人と、マシンガンと車を用意して迎えにいく。」
 
なぜ、空港に迎えに行くのに警備がいるのだろうか。マシンガンなんてなおさらである。
冗談だと思って、少し調べてみると、
ソマリア旅行は高くつく、警備として兵士を付けるからだ。」という旨のものを見た。
 
グーグル画像検索しても、死んだ魚の画像しかでてこない国である。
私は、引き返すべきか。