慶應女子大生のブログ

女子大生のブログ

慶應大学に通う女子、結婚・就職などの人生のもやもやについて書きます。

自分の人生1日8時間を週5で捧げる

私が社会人になることを考えたときに、一番印象的だったのが

1日8時間を週5で自分の人生の時間を会社で過ごすということである。
 
1年にしたら、膨大な時間である。
多すぎる。
 
私は、今までお金を稼ぐのはとても大変なことであるし、
お金がもらえれば、自分の嫌なことだって、無意味なことだってなんでって耐えられる。
と思っていた。
 
しかし、東南アジアの発展途上の国を多く訪れると、
本当にそれは正しいのかな、と思うことが多い。
 
彼らは、日々の小さな幸せを楽しみに生きて、
多くの時間を家族や友達、恋人と過ごす。
 
以前、ベトナムの小さい都市ホイアンに行ったときにマッサージ師の女の子と少し話をした。
ホイアンは、世界遺産にも指定されている古い都市であり、
とてもゆったりとした時間が流れている、落ち着いた町である。
 
彼女は23歳で同い年、ホイアンで生まれ育ち、外へでるつもりはないそうである。
外国なんてもってのほかである。理由を聞いたら、
「家族がここにいるから、私もここにいる。この場所が大好きだから。」
 
のんびり仕事をして、家族とたくさんの時間を過ごす彼女に、
「田舎よりも、都市のほうがたくさんのチャンスもあるし、楽しいのに。」
と思う反面、うらやましくもあった。
 
本来、家族は一緒にいるべきだし、自分の快楽やチャンスのために
育ててくれた家族を置いていくのは、人によっては親不孝なのかもしれない。
 
私の働く会社は、全国転勤は必須である。
親と一緒にいたい。という理由で勤務地は選べないだろう。
 
だから一般職や地域総合職が女性に人気なのかもしれないが、
私は、そのリスクをとってでも、総合職でチャレンジしてみたかった。
でも、よくよく考えてみると、それはあまりよくないかもしれない。
 
自分の人生の時間の大半を会社に捧げているにも関わらず、
自分の行動範囲まで会社に決められるのか。
 
じゃあ、転勤のない会社に入れば良い。という結論になるし、
自分で決めたのだから仕方がない。
 
一度きりの人生 1日8時間以上×5日間を捧げるほど、
自分の仕事は価値があるものだろうか。今から不安である。