慶應女子大生のブログ

女子大生のブログ

慶應大学に通う女子、結婚・就職などの人生のもやもやについて書きます。

国際恋愛で文化の違いは大して問題にならない。

良く、アフリカ人カレピッピがいる私に
「文化が違うのに、良く付き合えるね。すごいね。」
と言われることが多い。
 
私がアフリカ人寄りであるとか、私が何でも許せる「ラブ&ピース」みたいな寛大な心を持っているわけでもない。
どちらかというと、私がわがままで何も許せないから上手くいっているのかもしれない。
 
なぜなら、何でもかんでも「文化の違い」のせいにできるからである。
おそらく、日本人と付き合っていたら
 
「おい、常識的に考えてみてこうだろ。」
「おい、学校で何を学んだんだ。」
「おい、家でこう言われなかったのか。」
 
という風に、今まで生きてきたバックグラウンドや国が同じだからこそ、
その価値観や考え方の違いが理解できなくなってしまうのである。
 
だが、カレピッピはアフリカのどこかで生まれ、
兄弟が10人以上いて、言語も違い、食べる物も何もかも違う環境で育ってきた。
 
なので、秘儀「文化が違うから仕方ない。」を行使することができる。
 
これで、たいていのことは上手くおさまる。
例えば、私がカレピッピにむかついた時、
あまり良い意味を持たない言葉をぶつけてしまったことがあった。
 
カレピッピはそれにとても怒ったし、傷ついたとかグダグダ言っていた。
もしそれが日本人同士だと、言葉のニュアンスや空気感がダイレクトで伝わってしまうので、
ぽろっといった言葉が大きな喧嘩や最悪のパターンだと破局につながってしまうかもしれない。
喧嘩はエネルギーを使うのでなるべくしたくない。
 
だが、私は「そういう意味なんて知らなかった、英語のニュアンスとか知らないし。」
の以上でことが解決するのである。
 
ついカッとなって言ってしまった言葉だとしても、
別に深々と謝る必要はなく、「言語文化の違いだから仕方ない」で済まされる話である。
喧嘩は長引かない。
 
これは、反対の場合も同じで、
カレピッピの行動が私をイラつかせたとしても、
「生れた国も違うし、これはエチオピアでの基本パターンなんだな。」
と考えることによって、怒りを鎮めることができる。
私の知らない相手の文化を尊重しようという気持ちになる。
 
日本人同士では「価値観の違い」で破局に至ることが多いが、
私達はすでに「価値観が違う」ので、破局原因ナンバーワンの障壁にあたることはない。
 
問題となってくるのは、「将来・環境」のことだろうか。
国籍や言語が違うからこそお互いがフィットするような環境で暮らしていくことは難しい。
2人だけなら構わないが、2人だけでどこかで自給自足で生活することは無理である。
 
なので、「文化の違い」は、それを楽しんで「ふーん」とでも思えるようなレベルであれば
全く問題ない。
 
相手も私が日本人であるからこそ、振舞い方や考え方を強制することがないので、
とても自由である。
 
私が、経験豊富に国際恋愛・恋愛をしているということは全くないのだが、
こちらの方が合っているのかなと思うことは良くある。