慶應女子大生のブログ

女子大生のブログ

慶應大学に通う女子、結婚・就職などの人生のもやもやについて書きます。

大手日系企業の闇

未だに、就職活動は終わっていない。

自分が仕事をする場面を想像すればするほど、
「本当にここで大丈夫なのか。」
「もし、東京オリンピック後に景気が最悪になったらこの産業は大丈夫なのか。」
「そもそも、この仕事をしたいのか。」
 
という、どうでも良い心配事が頭の中をぐるぐるしてしまい
全く決められない泥沼状態にはまってしまった。
 
大手企業は、やはり守られた環境であり、給料も制度もしっかりしている。
私の夢である海外勤務になったとしても、しっかりとした体制を整えて派遣準備をしてくれるので、
どこかの僻地に行く場合も安心である。
 
というか、大手企業は社員を僻地においやることはないかもしれない。
「大手に入れば安心である。という時代じゃない」
という言葉もあるが、他の謎の小さい企業に比べれば安心である。
なかなかリストラをしない日系企業であればなおさら安心。
 
一方ベンチャーはリベラルな人が多く、社員や社長と話しをしていても
空気感が合うなと思うことが多い。
深い話をして一緒に働いているわけではないので、ただ「空気感」が一緒だな
と感じるだけなので、実際のところは分からない。
 
先日、ザ日系大手みたいな会社で人事課長と面接をした時に
「新卒採用は私たちにとって大きな投資です。20年40年働ける人を探しています。」
と言われた。
 
思わず「えっ」と言ってしまったが、聞こえてなかったようで良かった。(たぶん)
 
このことを外国人に話したら、驚愕していたというかあきれていた。
でも、何もビジネスを分からない私を雇って、教育費をかけてくれるのだから、
企業としてはさすがにそれを長期間労働で返して欲しいのだろう。
 
海外で働くこともできるし、事業内容もやりがいを見出せるものであるし、
問題はそのような超保守的おじさんと一緒に働いてイライラしないかかどうかである。
 
仕事は仕事、自分の意志は自分の意志で割り切れる自信もあるが、
同じ会社で8時間5日間働いたことがないので、ほとんどの人生を会社の中で過ごすということが全く想像できない。
 
中学校・高校に通っていたことを思い出すと、
同じ考えを持つ人が集まっていた高校の方が一段と楽しかったし、
理解できない人と過ごすのは苦痛になるだろうか。
 
とはいっても、どうせ日系大手もそんな保守的な考えはいつか変えなくてはいけない日がくるし、
ずっと私がモンモンと仕事をしなければならないということはないだろう。
 
会社に入って30年、やってきた。
他の業界は知らない。続ける、我慢、が大切なのだ。
友達が言っていたけど「努力と忍耐」を混同してしまっているような大人にもなりたくない。
 
しかし日本は「当たり前」のことと「当たり前じゃない」ことがあったら、
全力で前者を賞賛するような社会なので、両親は私がベンチャー企業へ進むことに反対している。
 
私の人生だから、私が決めて良い問題なのだが、
迷惑・教育費など、たくさんかけてくれているので、恩返ししたい気持ちもある。
 
結論、大手で転職する人もたくさんいるし、人事課長の脅しにはのらないぞ、
3年でやめてやるぞ。日本の社会につけこまれないぞ。
という話になる。