日本政府とカレピッピ、どちらを信用すべきか。
皆さんは、外務省の海外渡航安全ページのようなものを見たことあるだろうか。
これで、どの地域が安全・危険か、渡航しても良いのか、どの地域は避けた方が良いのかというのが簡単にわかる。
レベルは1(安全)から4(危険)まであり、1でも「注意が必要」な地域である。
私が滞在していたフィリピンセブ島は、レベル1の黄色がかっている地域だったが、何も危険な目には合わなかったし、少々厳しめに判断されているのであろう。
それに、外務省が運営しているホームページで外務省の安全基準で示されているので、かなり信用できるものであると考えている。
カレピッピの祖国「ソマリア」をチェックしてみた結果、驚愕した。
一番危険度の高い「レベル4」だった。外務省曰く「もし、国内にいるのであれば、直ちに避難してください、渡航はどんな理由であれ、やめてください。」とのこと。
死ぬほど危ないではないか。
このことは、カレピッピに話すとまた傷つくかなとも思ったが、さすがにカレピッピの国であれ、外務省を無視してはいけない。と考えたので、伝えてみた。
カレピッピ「この情報は間違っている。危険なのは南部だけだよ。」
私(外務省が間違うことなんてあるだろうか???)
カレピッピ曰く、テロが多発しているのは南部であり、ソマリア人ですら近づけない状態であるそう。
しかし、カレピッピの故郷である北部は比較的安全で女性が一人で自転車に乗れるレベルらしい。(その表現が謎であるが…)
安全のため、カレピッピの家には護衛が何人かいるし、車で外出すれば安全に問題はないらしい。
お母さまもそちらにいるそう。
カレピッピはソマリア人である。外務省よりもソマリア内部のことは詳しいかもしれない。でも、外務省の情報を無視しても良いのだろうか。
こうなったら、「行ってみないとわからない。」という冒険家みたいなことを考えないと、ソマリアには行けないだろう。
もし、私が遊びに行ってもカレピッピがいるし、大丈夫なのはわかっているが、レベル4の地域に行って殺されても「自業自得」で終わりである。
私が死んだ後に、「まだ若かったのに…。かわいそうに…。」と言われず、「まあ、自業自得だよね。」と言われるのは悲しすぎる。
ところで、あの外務省の渡航安全ホームページどんな頻度で更新されているのだろう。