慶應女子大生のブログ

女子大生のブログ

慶應大学に通う女子、結婚・就職などの人生のもやもやについて書きます。

アフリカ人のカレピッピ

私は、アフリカ人の彼と交際している。
自分が、将来アフリカ人と付き合うことになるとは考えもしていなかった。
「アフリカ」というとどんなことを思い浮かべるだろうか。

アフリカというのは、ヨーロッパの南にある大陸である。
普通の人が思い浮かべるのは、広大な草原に群がる野生の動物達
そして、マサイ族などの独特な民族文化
そこでの一夫多妻制なども、日本人の私達からするとなかなか理解はできないものである。

また「アフリカ」という国は、驚くべきことに存在せす、大陸全部でアフリカなのである。
その中で私のカレピッピはエチオピアというコーヒー豆で有名な東アフリカの出身である。

私の彼は、コーヒーはあまり飲まないし、一夫多妻制でもないし、布を巻きつけたような服を着ているわけではないので
少々期待はずれなところがあるが、
やはり、視力はとても良いし、現地の言葉を話している姿を見ると「あれ?ここは、アフリカかな?」
と思うようなとても特徴的な発音である。

私は、日本人と付き合ったことがないので、比較対象もないのであるが、
友達の話を聞いて感じたエチオピア人カレピッピの特徴を書いてみようと思う。

①女性にすごく優しい

「日本人も女性に優しいだろ!ばか!」
と言われそうだし、「おい、どうせラブラブ話かよ」ってなるかもしれないのを承知で1つ目の項目にもってきた。
確かに優しいと感じることが多い。
エチオピアは日本よりもまだまだ女は内、男は外の文化があるらしく、
基本的にカレピッピのお母さんはじゅうたんに座っているだけらしい。
家事は、お手伝いさんを呼ぶのが普通であり、子守も別に呼ぶようだ。
さて、お母さんが何をするか?という話になるが、13年くらいの間に10人ほど子供を産んでいる。
それじゃあじゅうたんの上にずっと座り続けていても誰も文句が言えないだろう。
子供を産むのに壮大なエネルギーがいるのは良く聞く話なので、とても尊敬する。
ぜひアフリカの方々に日本に来て、少子高齢化を解決してほしい。
そんなこんなで私の無理矢理な政策までに話がずれたが、
子供を産む女性を大切にする文化があるようである。

なので、カレピッピは私が重いものを持ち上げていると、すぐさまとんでくる。
私は、成人女性の2倍くらいの力があると自負しているので重いものなんてへっちゃらであるが、
先日は4リットルのお水をコップに移そうとしたときに、
「それを持つ時は必ず声をかけろ。」と怒られた。
おそらくカレピッピと生活を続けていったら、私の腕の力は皆無になってしまう。
恐怖である。

ショッピングに行くとき、もちろん私はオシャレをする。
私は、大のバッグ好きで、かわいいバッグあるとついつい買ってしまう。
洋服に合わせてバッグを選ぶのである。
だが、デートの度にカレピッピが私のバッグを持つことを懇願するので、
カレピッピが隠れゲイみたいな恰好になってしまうのを懸念している。
服装はTシャツジーパンなのに、かわいらしいバッグを持っているのである。
それで、カフェのカウンターで一人で注文しているとなんだかかわいそうな気持ちになってくる。
まあ、私の荷物はいつも5㌔くらいあるので助かっている。

②自分の国アピールがすごい

愛国心というのは誰にでもある。私はいつも日本が嫌いと言っているが、
他の国の人といると日本人であることを誇らしく思うことが多い。
カレピッピも同じそうで、よくエチオピア自慢をふっかけてくる時がある。
私が、東京のショッピング天国を自慢した時は、
「楽しそうだね、エチオピアで遊ぶといったら、夜中にジャングルまで車でいって野宿だね。
めちゃくちゃ楽しいよ。夜だからひんやりしていて、気持ち良いんだ。」

私は、夜中にひんやり感を楽しむために自分の身を危険にさらしたくない。
しかもショッピングに対してなぜ野宿を対抗させてくるのかも謎である。

お正月のお節料理を自慢した時は、エチオピアで大切な時に食べる伝統料理でバトルをふっかけてきた。
写真を見せてもらったら、小麦粉をぶったたいて平たくしたものと緑色のスープだった。
中に見える堅そうなお肉はヤギの肉らしい。
「えーまずそう。」といったら、すごく怒られた。確かに失礼だったし反省しているが、
100人の日本人98人はまずそうと答えるだろう。

日本の話をすると途中からエチオピアの話になっているので、きっと自分の国が大好きなのだろう。
私もその話をとても楽しんでいる。

③でかいおしりが好き

カレピッピのインスタをフォローしている。
インスタの機能で他人がどんな写真をフォローしているかチェックできるものがある。
なんとなく、その欄を見ていると
深夜にカレピッピが巨大なおしりの画像を立て続けにいいねしているのを発見した。

「昨日、でかいおしり画像ばっかいいねしてたよね?」
というと、ネトストをしているようでなかなか質問しづらいなあ、という思考は私にはないので、
早速聞いてみた。

「なんでも人を見た目で判断するのは、良くないよ。すごくがっかりした。」
と言われた。全然回答になっていない。
都合が悪いとすぐ自分が黒人であることを良いことに私をレイシストに仕立て上げる。
困ったものだ。
適当にあしらっておいて、私は颯爽とでか尻トレーニングを始めた。

④ギャングがカッコ良いと思っている。

ギャングがカッコ良いというのは、まあ高校生くらいまでだろうか。
だが、カレピッピは未だに少し不良びいていることがカッコ良いと思っているっぽい。
謎にストリート系の帽子を買ってくるし、お尻に囲まれたラッパーのPVをよく見ている。
今となれば、お尻をみているのかラッパーを見ているのか良く分からないが、
彼らにとっては黒人ヒップホップセレブがヒーローのようらしい。

音楽の趣味はなにも文句はないが、ストリートを意識して腰でジーンズをはくのはやめてほしい。
おしりが見えるときがある。
歩いているときにカレピッピのジーンズを我慢できずに上げたら、
あたかも私が変態かのような顔をしてきた。どっちが変態か考えてみろ。

これは、エチオピア人カレピッピの特徴ではなくて、私のカレピッピの特徴かもれしれない。
何だかんだ楽しくやっているし、いつかアフリカに行って私もじゅうたんに座り続けたいなと思う。